IAサーバの軌道

IAサーバは着実によりクリティカルな箇所で、より高負荷な使い方をされるようになっています。

この記事の上記部分に同意です。IAサーバの高性能化により、今までUNIXで動かしていたところをx86マシンでリプレースするのは仕事をしていてもよくある話です。そのおかげで利益率の高い稼げるUNIXの分野が伸び悩み、ひいては会社の業績の足を引っ張る状況になってしまっています。そのため、売っても売っても売り上げにならない状況が発生しているわけなんですけどね。
IAサーバでもUNIXマシンでも出来ることにはほぼ変わりはありませんが、その質が違うと考えます。

どんなシステムでも壊れるわけですから、「壊れたときのこと」をちゃんと考えておくこと。それが最後の、しかもコストには現れないものの最終的な結果を左右する最後の砦なのではないでしょうか。「壊れたときのこと」には2つの正反対の面があります。「壊れたら、どうするか」という対応策の面、そして「壊れたら、どうなるのか」という予測や検討の面。この2つの面はどちらも重要で、どちらが欠けていても「壊れたときのこと」を考えたということにはなりません。

ただいくらハードウェアの信頼性は違えど、UNIXマシンでもIAサーバでも必ず壊れます。壊れていないのは「たまたま」だという認識を持たないと、いざという時に何をすればいいのか対応できないという状況が発生することになります。なるべくサービスが止まらない様に冗長性を取るという側面と、壊れたときにどう元に戻すかという2つの側面を考える必要性を感じますし、それをお客様にも伝えているつもりです。